ISBN:4061820001 単行本(ソフトカバー) 森 博嗣 講談社 1998/01 ¥819
面白かったです。最後に一気に謎が明かされてすっきりとします。これまでの「与えられている情報から犯人を推測できそうなミステリ」からこの巻は「文学っぽいミステリ」になっていると思います。もう一度2冊まとめて読んでみようと思います。
悲しい話でした。
面白かったです。最後に一気に謎が明かされてすっきりとします。これまでの「与えられている情報から犯人を推測できそうなミステリ」からこの巻は「文学っぽいミステリ」になっていると思います。もう一度2冊まとめて読んでみようと思います。
悲しい話でした。
ISBN:4061819879 単行本(ソフトカバー) 森 博嗣 講談社 1997/10 ¥977
今回はかなり面白かったです。犀川先生と萌の会話のテンポがとても良かった。それに加えて、全く分からないミステリー。種を知ると無理がある気もしますが…
最後の最後で犯人が犯人ではないというどんでん返しは多い気がしますが…
萌と犀川先生の恋愛関係には興味がないと、前回書きましたが二人の微妙な変化の書き方がかなり秀逸だと思いました。思考の仕方とか、会話のちょっとした変化とか。なんかいいなあ。と思います。
蛇足。この本だけはなぜか図書館になくて、古本屋で探したけれど見つからず…ついに発見して買いました。ここまで長かった。長かった分衝動買いの感がかなり強いですが読めてよかった!!1,2を争うくらい好きな話になりそうです。
今回はかなり面白かったです。犀川先生と萌の会話のテンポがとても良かった。それに加えて、全く分からないミステリー。種を知ると無理がある気もしますが…
最後の最後で犯人が犯人ではないというどんでん返しは多い気がしますが…
萌と犀川先生の恋愛関係には興味がないと、前回書きましたが二人の微妙な変化の書き方がかなり秀逸だと思いました。思考の仕方とか、会話のちょっとした変化とか。なんかいいなあ。と思います。
蛇足。この本だけはなぜか図書館になくて、古本屋で探したけれど見つからず…ついに発見して買いました。ここまで長かった。長かった分衝動買いの感がかなり強いですが読めてよかった!!1,2を争うくらい好きな話になりそうです。
ISBN:4620106909 単行本 桐野 夏生 毎日新聞社 2005/04/21 ¥1,785
タイトルと表紙からはまったく想像できない内容でした。
お葬式にいったばかりの自分としてはかなり衝撃的な始まり方でしたが…
それだけの強い力がないと変われない人は少なくないと思う。自分もそういう人である気がするけどそういう自分を変えたい。
突然降りかかってきたことに心細くなって他人を頼ってしまいそうになるけど、自分、がしっかりしてくる。強くなりたい、って言うけどそのときが来たら強くなれるのかもしれないな、って思いました。
子供と暮らす老後、一人で暮らす老後。
親の老後、を真剣に考えさせられました。
タイトルと表紙からはまったく想像できない内容でした。
お葬式にいったばかりの自分としてはかなり衝撃的な始まり方でしたが…
それだけの強い力がないと変われない人は少なくないと思う。自分もそういう人である気がするけどそういう自分を変えたい。
突然降りかかってきたことに心細くなって他人を頼ってしまいそうになるけど、自分、がしっかりしてくる。強くなりたい、って言うけどそのときが来たら強くなれるのかもしれないな、って思いました。
子供と暮らす老後、一人で暮らす老後。
親の老後、を真剣に考えさせられました。
ISBN:4062130025 単行本 石田 衣良 講談社 2005/07/29 ¥1,680
やっぱり文章は好きなんだなあ、と再認識。話自体がつまらなくなったので最近買わずにいたのですが。読みやすい。
朝図書館で借りた本ですが、あっという間に読み終わりました。
今回の話も、さらさらと水が流れていくようでしたが…
男の人が中心の世界が最近強すぎるのかなあ。読まなくなった原因はどこにあるかわからないけど「ラスト」とか少し苦手。
本当に読みやすいので余計なことを考えたくないときとかに読んでいきたいなあと思います。
やっぱり文章は好きなんだなあ、と再認識。話自体がつまらなくなったので最近買わずにいたのですが。読みやすい。
朝図書館で借りた本ですが、あっという間に読み終わりました。
今回の話も、さらさらと水が流れていくようでしたが…
男の人が中心の世界が最近強すぎるのかなあ。読まなくなった原因はどこにあるかわからないけど「ラスト」とか少し苦手。
本当に読みやすいので余計なことを考えたくないときとかに読んでいきたいなあと思います。
キノの旅―The beautiful world (9)
2005年10月18日 読書
ISBN:4840231729 文庫 時雨沢 恵一 メディアワークス 2005/10 ¥599
やっぱり好きです。マンネリ化の声もありますが私は楽しく読んでいます。
やっぱりキノとエルメスが好きなので、二人の話がたくさんあると嬉しいです。なんかわざとらしいようなとぼけたような掛け合いの雰囲気がいいです。
どこか日本らしい国が今回は多かった気がしますが…
自分に近づけて読みたくなる小説なのかもしれません。
やっぱり好きです。マンネリ化の声もありますが私は楽しく読んでいます。
やっぱりキノとエルメスが好きなので、二人の話がたくさんあると嬉しいです。なんかわざとらしいようなとぼけたような掛け合いの雰囲気がいいです。
どこか日本らしい国が今回は多かった気がしますが…
自分に近づけて読みたくなる小説なのかもしれません。
卵一個ぶんのお祝い。―東京日記
2005年10月8日 読書
日常。も、川上さんの視点で見るとこんなに不思議。この人の周りに不思議なことが引き寄せられているようでもあり、読んでいて楽しいです。
早く読みたいけど、読み終わるのが悲しくて読みたくなくなる。
不思議な心持で結局あっという間に読みました。
空気まで分かるようなこの日常の綴り方は素晴らしいな、といつも思います。
早く読みたいけど、読み終わるのが悲しくて読みたくなくなる。
不思議な心持で結局あっという間に読みました。
空気まで分かるようなこの日常の綴り方は素晴らしいな、といつも思います。
面白かったです。最近では珍しく一気読みです。
飽きさせない展開ですね。事件は終わったように見せかけて終わっていない。
ゲームとしての誘拐。誘拐ってリスクばっかり多い、というのは犯罪ものではよく語られますが、犯人と人質が協力すると…
最初の人質の描写で仲間由紀恵に微妙に納得。
おススメの一冊。
飽きさせない展開ですね。事件は終わったように見せかけて終わっていない。
ゲームとしての誘拐。誘拐ってリスクばっかり多い、というのは犯罪ものではよく語られますが、犯人と人質が協力すると…
最初の人質の描写で仲間由紀恵に微妙に納得。
おススメの一冊。
気分の浮き沈みが激しいときに読む本じゃなかったなあ、と反省。暗くなりました。
話自体は、人物の絡み合う感じが面白かったです。
日常暮らしていても、自分がいるのが現実なのか、空想なのかわからなくなることってたまにあります。私の場合はそれが逃避なのでしょうが…
自分が見ているものと全く同じものを他人が見ているわけではない(価値観とか見方を含んで)ということを常に認識していたいと思います。
話自体は、人物の絡み合う感じが面白かったです。
日常暮らしていても、自分がいるのが現実なのか、空想なのかわからなくなることってたまにあります。私の場合はそれが逃避なのでしょうが…
自分が見ているものと全く同じものを他人が見ているわけではない(価値観とか見方を含んで)ということを常に認識していたいと思います。
何も解決していないし、何か進展があったわけでもないのにとても幸せな読後感でした。
それで良かったんだ、というか、その物事をそのまま受け入れられるというか。読み終わったときとても幸せでした。
小川洋子さんはひいきの作家さんになりそうです。
それで良かったんだ、というか、その物事をそのまま受け入れられるというか。読み終わったときとても幸せでした。
小川洋子さんはひいきの作家さんになりそうです。
どの作品も粒ぞろいでよかったです。
中でも気に入ったのは大好きな川上弘美さんの「天頂より少し下って」とよしもとばななさんの「アイティチョーク」でした。
川上弘美さんは相変わらず世界がステキです。この話もとても好き。ふんわりといい印象だけが心の中に残って終わる。本当に素敵な作家さんだと思います。
もう一作のよしもとばななさん。普段はあまり読まない作家さんなのですが、きれいに人間関係を描いていました。サントリーのウィスキーから生まれた作品集ということですが、一番きれいにその空気が入っているかな、と思いました。
どの作品も作品世界に酔える本当に粒ぞろいの作品集です。
中でも気に入ったのは大好きな川上弘美さんの「天頂より少し下って」とよしもとばななさんの「アイティチョーク」でした。
川上弘美さんは相変わらず世界がステキです。この話もとても好き。ふんわりといい印象だけが心の中に残って終わる。本当に素敵な作家さんだと思います。
もう一作のよしもとばななさん。普段はあまり読まない作家さんなのですが、きれいに人間関係を描いていました。サントリーのウィスキーから生まれた作品集ということですが、一番きれいにその空気が入っているかな、と思いました。
どの作品も作品世界に酔える本当に粒ぞろいの作品集です。
面白かったです。犀川先生の慌てぶりは意外でしたが。これはそういう話に落ち着くのかなあ。そういう話で書いてほしい人が多いみたいだけど、私には少し違和感があります。
毎日生きていて思うけど偶然はすごいと思う。その偶然のいたずらみたいなものを書こうとして、こういう話なのかな。
毎日生きていて思うけど偶然はすごいと思う。その偶然のいたずらみたいなものを書こうとして、こういう話なのかな。
うーん。これはあんまり理解できなかった。トリックはあっさり目で早めに答えが出てしまう。
動機と可能性で誰が犯人かという分析。でも、動機も腑に落ちずあんまりしっくりこなかったです。今迄で一番読み終わったときのテンションが低かった。もう一捻りほしかったです。
動機と可能性で誰が犯人かという分析。でも、動機も腑に落ちずあんまりしっくりこなかったです。今迄で一番読み終わったときのテンションが低かった。もう一捻りほしかったです。
トリックが推理しやすかったです。ミステリーでトリックがわかるとそれが断片だとしても嬉しくなる。
意味深な終わり方でした。彼は誰だったのでしょうか??でも、不思議と後味は悪くないのはそこが大きな問題じゃなかったからでしょう。殺人事件の話なのにそこの本筋よりも謎かけのほうが気になってしまう。私にとってはそんな小説でした。
4冊目突入中。
意味深な終わり方でした。彼は誰だったのでしょうか??でも、不思議と後味は悪くないのはそこが大きな問題じゃなかったからでしょう。殺人事件の話なのにそこの本筋よりも謎かけのほうが気になってしまう。私にとってはそんな小説でした。
4冊目突入中。
書評を読むと賛否両論という感じですが、私は『蛇にピアス』よりいい意味で開き直っている感じがして楽しく読めました。気持ち悪くなるような文章だけど、作者本人には自然なのかもしれない、と思うほどうまく情景や感情の表現がされていたように思います。
『蛇にピアス』の印象で読むのをやめましたが、『アッシュベイビー』も読んでみようかと思いました。
『蛇にピアス』の印象で読むのをやめましたが、『アッシュベイビー』も読んでみようかと思いました。
夏にはいい本かもしれません。
少し怖い。日常の中にありそうな話を短編でたくさん読むことができます。ほんの少し怖い。落ちは見えてるけど最後には読者の想像にゆだねる。この先をどう想像しようが読む人が好きなように…という感じ。私は比較的そういう小説が好きなので楽しめました。昼間でないと読まないとは思うけど。
落ちを読んで驚くというか、スーっと一筋冷たい空気を感じる。いろいろな文体もあって楽しめました。どこかで読んだことがある気がするのも一方では事実ですが…
森さんのあると思った三巻目が家になかったので読み始めました。
少し怖い。日常の中にありそうな話を短編でたくさん読むことができます。ほんの少し怖い。落ちは見えてるけど最後には読者の想像にゆだねる。この先をどう想像しようが読む人が好きなように…という感じ。私は比較的そういう小説が好きなので楽しめました。昼間でないと読まないとは思うけど。
落ちを読んで驚くというか、スーっと一筋冷たい空気を感じる。いろいろな文体もあって楽しめました。どこかで読んだことがある気がするのも一方では事実ですが…
森さんのあると思った三巻目が家になかったので読み始めました。
冷たい密室と博士たち
2005年9月6日 読書
ということで2冊目です。
こちらのほうがわかりやすい感じ。自分の頭の中でもすんなりと犯人にたどり着けました。出てこない人間が犯人というのが私にはわかりにくいのかなあ…
トリックもこっちのほうがシンプルだけど腑に落ちる。正統派な感じでしょうか。
読みやすさは、変わりませんが…。
こちらのほうがわかりやすい感じ。自分の頭の中でもすんなりと犯人にたどり着けました。出てこない人間が犯人というのが私にはわかりにくいのかなあ…
トリックもこっちのほうがシンプルだけど腑に落ちる。正統派な感じでしょうか。
読みやすさは、変わりませんが…。
この人の漫画とはよほど波長が会うようで、あずまんがも大好きですが、この四巻はそれに匹敵するくらい面白かった!!
よつばと!は結構普通に楽しんでいて笑いの要素は自分的には少なかったのですが、今回は読んでいる間は笑いっぱなしでした。雰囲気が好きなのかな。会わないといっている友人もいるので個人差が激しいのかもしれませんがおススメの一冊。
よつばと!は結構普通に楽しんでいて笑いの要素は自分的には少なかったのですが、今回は読んでいる間は笑いっぱなしでした。雰囲気が好きなのかな。会わないといっている友人もいるので個人差が激しいのかもしれませんがおススメの一冊。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER
2005年9月5日 読書
腑に落ちたような落ちないような、というのは日記にも書きましたが、動機がはっきりしない分納得できていないのかも。天才の思考からは遠すぎるからでしょうか??…そしてたくさんの数学と算数の中間のような話。文章で見せられると何となく読む気がなくなってしまう…
とにかくシリーズ10作を読んでからもう一度感想は書きたいと思いますが現段階ではなんとも言えずという感じです。ミステリで人が死ぬのに登場人物のリアクションが薄くて怖がらずに読めるのでとても読みやすいかも…
蛇足
一昨日の夜に昔買ったこのシリーズの2巻を読み始めようと思ったら端々に1巻の事件のことが。このままでは読めないと思って日曜日に図書館に行き借りようと思ったけど、用事があって行かれず。今日月曜日は図書館が休刊のため昨日買って帰りました。読むまで長かった。
とにかくシリーズ10作を読んでからもう一度感想は書きたいと思いますが現段階ではなんとも言えずという感じです。ミステリで人が死ぬのに登場人物のリアクションが薄くて怖がらずに読めるのでとても読みやすいかも…
蛇足
一昨日の夜に昔買ったこのシリーズの2巻を読み始めようと思ったら端々に1巻の事件のことが。このままでは読めないと思って日曜日に図書館に行き借りようと思ったけど、用事があって行かれず。今日月曜日は図書館が休刊のため昨日買って帰りました。読むまで長かった。
下山事件―最後の証言
2005年8月30日 読書
ISBN:4396632525 単行本 柴田 哲孝 祥伝社 2005/07 ¥2,100
日本史の授業で取り上げられた事件です。それまで私は全くこの事件の存在を知りませんでした。その真相がわかる!と書いてあったので迷わず手に取りました。下山事件についての本は初めて読みましたが、結論は納得が出来るものでした。今後ほかの本を読んでみたいです。
著者が関係者にインタビューをおこなった会話の再現は読んでいて臨場感があります。重大な秘密を皆が隠し持っている暗い雰囲気のある本です。
面白かったですが、複雑でした。もう一度メモを書きながら読んでみたいと思っています。でも図書館の本なのでしばしお預け。もう一度読みたい一冊。
日本史の授業で取り上げられた事件です。それまで私は全くこの事件の存在を知りませんでした。その真相がわかる!と書いてあったので迷わず手に取りました。下山事件についての本は初めて読みましたが、結論は納得が出来るものでした。今後ほかの本を読んでみたいです。
著者が関係者にインタビューをおこなった会話の再現は読んでいて臨場感があります。重大な秘密を皆が隠し持っている暗い雰囲気のある本です。
面白かったですが、複雑でした。もう一度メモを書きながら読んでみたいと思っています。でも図書館の本なのでしばしお預け。もう一度読みたい一冊。
ISBN:4582829961 単行本 川上 弘美 平凡社 2002/04/25 ¥1,000
『センセイの鞄』のサイドストーリー。
イラストが不思議ですが、川上さんの世界とあっていました。やっぱりこの「センセイ」と「ツキコさん」の距離感が好きだなーと再認識しながらもう一度『センセイの鞄』を読み始めました。
ふわふわとした取り留めのないような文章なんだけどその場の状況が匂いまで浮かびそうな、川上さんの小説はそんな小説だと思っています。
『センセイの鞄』のサイドストーリー。
イラストが不思議ですが、川上さんの世界とあっていました。やっぱりこの「センセイ」と「ツキコさん」の距離感が好きだなーと再認識しながらもう一度『センセイの鞄』を読み始めました。
ふわふわとした取り留めのないような文章なんだけどその場の状況が匂いまで浮かびそうな、川上さんの小説はそんな小説だと思っています。