数年前にたまたま買ったダヴィンチのプラチナ本になっていて気になってはいましたが今まで読む機会がなかった本。

飽きない展開で一気に読めます。過去と現在が交互に出てくるけど、まったく気にならない。新聞社の話だったけど、息子との関係などの家族の話など、それひとつで一冊の本のテーマになるような要素が多くて、主題があやふや、というか落ち着きどころが弱かったのが少し残念。

でも、読む価値ありの一冊。

ISBN:4163220909 単行本 横山秀夫 文藝春秋2003/08/21 ¥1,650

バスジャック

2006年7月12日 読書
面白かったです。

短編集。日常なんだけど少しおかしな日常というか。夢の中の世界のような感じ。今の常識に照らし合わせるとおかしいのに誰もそのことに疑問を持っていない世界の話。

個人的には動物園が一番好きでした。

となり町戦争も良かったし。

でも、最近なんとなく長編の小説が少なくなっているような気がする。一般的に。読みやすくてそれはそれでいいんだけど、長い話を読みたいなあ、と思います。

ISBN:4087747867 単行本 三崎 亜記 集英社 2005/11/26 ¥1,365
今話題の作家、伊坂幸太郎さんのデビュー作。

面白かったです。今まで読んだ中で一番楽しめたかも。大げさな雰囲気があって種明かしをされるとなあんだ、という気分になる小説。人が死んだりしているところがほとんど気にならないのは描写がサラッとしているからでしょう。

今度は文庫落ちした重力ピエロかなあ。

ISBN:4106027674 単行本 伊坂 幸太郎 新潮社 2000/12¥1,785
本屋さんで題名だけ見て気になっていた小説を読みました。

表題作とボーイミーツガールというもう一編が入った単行本。面白かったけど登場人物にびっくり。

ガール=少女??

子持ちのお母さんが出てきてびっくりです。

でも、読みやすくて、子供が可愛くて面白かったです。これ以上先を書いたら普通の小説になってしまいそう。この人の作品も読み続けてみようかと思います。

ISBN:4103999039 単行本 野中 柊 新潮社 2004/09/29 ¥1,470

失恋

2006年7月8日 読書
失恋というタイトルが、しっくり来ないんだけどしっくり来るような不思議な短編集。短編が4編入っています。

なんかうまく表現できない。この作者さんをもう少し追いかけてもう一度戻ってこようと思います。

失恋って不思議な言葉だな、と思います。

ISBN:4101325197 文庫 鷺沢 萠 新潮社 2004/02 ¥420
短編集。
高校のときから気になっていた作家さんである森絵都さんの作品。児童書?を司書さんに薦められたので、ふんわりした文体なのかなあ、と思ったら全然違った。

表題作が一番好きだった。あと最初の人気パティシエのマネージャーの話も。

一度に読むんじゃなくて毎日一編ずつ、少しずつ読みたい本。

ISBN:4163249206 単行本 森 絵都 文藝春秋 2006/05 ¥1,470

アキハバラ@DEEP

2006年7月7日 読書
ファンタジー。という表現がぴったりくる小説かなあ。

前半の停滞しているといわれているような部分がわたしは好きだなあ。中盤から後半にかけて盛り上がっていくところはなんかいい意味で嘘っぽさがいっぱいで、読んでいて首を傾げたくなる感じ。

ブルータワー、読んでみようかなあ・・・。

ISBN:4163235302 単行本 石田 衣良 文藝春秋 2004/11/25 ¥1,700

強運の持ち主

2006年7月3日 読書
表紙がかわいい。

表紙から想像したのと全く違う話だった。素直な主人公がとても素敵な話だと思う。
和めるいい話。オチが見えてしまう話が多いけど、そこは別に大きな問題ではないのかも。

私も占いに行ってみようかなと思いました。

ISBN:4163249001 単行本 瀬尾 まいこ 文芸春秋 2006/05 ¥1,300

殺し屋シュウ

2006年7月2日 読書
一度感想を書いた気もするけど。

それぞれの話は面白かったけどどうしても終わり方が腑に落ちない。なんというか殺し屋の話なのにキレイ過ぎると言うか・・・。

ISBN:4344003446 単行本 野沢 尚 幻冬舎 2003/05 ¥1,680
文庫だと写真が見づらい。
東京の大学に通っているわたしがどこかで見たことあるなあ、でもどこだかわからない、というような感想を持つような写真と、いい意味でどこにでもありそうなショートショートが組み合わさった本。

東京を歩いてみたくなります。理想は自転車だけど。

ISBN:4087478815 文庫 佐内 正史 集英社 2005/11/18 ¥630

貴婦人Aの蘇生

2006年6月25日 読書
今までの小川作品からすると私的にはあまりしっくりと来なかった。
なぜだろうか。

それはこの作品がすべて、不思議だからなのかなあと思う。何かが少し変なのに淡々と日常が送られていく、というのがこれまで読んできた小川洋子さんの本だとしたら、どこかすべてがおかしい、のがこの小説。

でも最後の終わり方はじっくりといいなあ、と思います。

一気読みができなかったせいもあるかもしれません。

ISBN:4022577002 単行本 小川 洋子 朝日新聞社 2002/01 ¥1,470

密やかな結晶

2006年6月22日 読書
そのものに関する記憶をなくす。存在が消滅する。

なんと言っていいのか。ものすごく感想を書きにくい。

静かな静かな、淡々とした、失われていく島の、失っていくことに気付かない人たちの物語。

疑問が残ることはとても多いけどそれを超えるくらいの悲しさ。登場人物たちが感じていないからこその悲しさを感じることができました。

本をどうしても買いたくなって、買った一冊。
ISBN:4062645696 文庫 小川 洋子 講談社 1999/08 ¥720

風の歌を聴け

2006年6月21日 読書
兄が村上春樹にはまっているようなので。

こっちも読んでみました。

やっぱりなんだかわからない。読み終えた時に置き去りにされているような感じを受ける。

わたしは何に対しても答えを出したいという人間ではないと思うけどなんというか。

ほんの少し自伝的小説を匂わせている感じがする。というか書き出しを読んだ時にわたしはそう思った。

退屈はしないで読めるのです。現在2回目を読んでいます。

ISBN:4061317776 文庫 村上 春樹 講談社 1982/07 ¥370

アフターダーク

2006年6月21日 読書
相変わらずこの方の話はよくわからない。

冊数自体は結構読んでいる気がするけど心に残っているかというといまいち。この話も、なんというか。

この本は読みやすいし、会話も面白いけど読み終わった時に何も残っていない。この作者の本はわたしにとってものすごく読みやすい本とものすごく読みにくい本があってこれは前者だったけど、やっぱりよくわからない。

会話を楽しむことにします。

ISBN:4062125366 単行本 村上 春樹 講談社 2004/09/07 ¥1,470
スピンがかわいい。とても。

本当に短い話が7本入っている。本当に短いのでストーリーを楽しむというよりイメージを楽しむという感じ。そうやって楽しもうと思えばこの本は雰囲気がとてもよくて雰囲気に浸りやすかったです。
写真も、スピンも全部ひっくるめて、一冊の本

ISBN:406213392X 単行本 谷村 志穂 講談社 2006/03/25 ¥1,680
小川洋子さんのエッセイ。

書くことに対する真摯な姿勢が伝わってくる。全巻読破してみたくなりました。のんびり読んでいきます。

どのように小川洋子さんの小説の世界が生まれてくるのか、にほんの少し触れられる本。

ISBN:408781341X 単行本 小川 洋子 集英社 2006/04 ¥1,470
図書館で借りた本の裏表紙に書き込みありの文字。

開いてみると確かにたくさんの線が・・・。

そのほとんどが鉛筆なのでした。

書き込みありと書く前に消していただけると・・・。

というか図書館の本に線を引こうという行動が不可解。

マドンナ

2006年6月6日 読書
カバーの絵から想像した話とは全く違いました。いわゆる普通の人の普通の話といえるのでしょう。

最後の一遍がすごく好きです。いい距離感を保つことって難しい。

40代のサラリーマンの話なので共感というには遠いけど、こんな感じなのかなあ、と描かれた日常に違和感なく溶け込めました。

ISBN:4062752638 文庫 奥田 英朗 講談社 2005/12 ¥620

薬指の標本

2006年6月4日 読書
ヒヤッとするような、どこか怖さを含んだ、でも甘くて、読んでいる自分が主人公と同化してしまうようなそんな小説。

閉じられた世界で深みにはまっていく、危うさと心地よさを含んだ話。

ISBN:4101215219 文庫 小川 洋子 新潮社 1997/12 ¥380
パイロットフィッシュより少し過去の話。

こっちの話のほうが気に入りました。会話が素敵。会話が素敵な小説は大好きです。

今までは「孤独を感じる物語」というイメージでこの人の作品を読んできましたがこれは「喪失」の物語でした。なんともキレイで涙が出る話し。

関係ないけどこれからは新しい小説は一日1冊までにします。

ISBN:4048734105 単行本 大崎 善生 角川書店 2002/09 ¥1,575

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