不思議な表紙の本。
あとでこの絵のタイトルを見ると「サロメ」となっている。納得。

面白かったです。画集と小説が一緒になったような本でした。

ちょっとぞくっとするようなお伽噺の裏話のような内容。設定がキレイでキレイだから空恐ろしい。そんな一冊。

ISBN:483425125X 単行本 樋上 公実子 小川洋子 ホーム社 2006/04 ¥1,785
じゃあ、男の人は何度遊ぶのでしょうか?

というたわごとは置いといて。
実は吉田修一さんは始めて読むなあ。

あんまり印所に残らない話でした。最近ムダに本を多く読んでいるから一冊あたりの印象が薄くなっているのかもしれませんが。とするとキャパオーバーかなあ。考え直します。

女の人に関する短編集。最近男の人の書く小説ばかりを読んでいたのでそろそろ女の人の書いた女の人が読みたい気分になりました。パイロットフィッシュもなんとなく女の人の書き方がしっくり来なかったし。

短い短編なので何にも考えないで読むのにはとてもいい気がします。

ISBN:4048736825 単行本 吉田 修一 角川書店 2006/03/25 ¥1,470
この表紙ずっと何となく空の絵だと思っていたけど、魚の絵だった。見ているようで見ていないものだなあ。

話の雰囲気としては「孤独か、それに等しいもの」とはかなり違う感じ。でも失うせつなさや離れられる強さや記憶や孤独や人と人との関係の書き方は見事だったと思う。

キレイに、本当にキレイに話が収束していて、どこかで安っぽさを感じるのも事実だけど納得させられる文章も多い話でした。

ISBN:4048733281 単行本 大崎 善生 角川書店 2001/10 ¥1,470
つい最近読んだ空中ブランコの1作目。

個人的には空中ブランコの方が軽く読めて面白かったです。現実感が強くて、笑えるのが2作目だとしたらこっちはぞくっとなる感じ。

どちらも物語としては本当に楽しめました。

とっぴな行動に戸惑いながらも最後には何となくハッピーエンド。伊良部の行動に想像がつかないので読んでいて先が気になります。

どこかに自分と重ね合わせられる部分があるから読んでいて面白いのだと思います。

ISBN:416320900X 単行本 奥田 英朗 文藝春秋 2002/05 ¥1,300

40 翼ふたたび

2006年5月20日 読書
図書館の返却棚にあって目に付いたので手にとってみました。

うーん。いまいちでした。私がまだまだ二十歳そこそこなので現実感が沸きにくいのか元も思ったけど、そうでもないような気がする。

やっぱりところどころでドキッとくるような言葉はあるものの、中途半端な印象というか、うまく行き過ぎているというか。救いのない物語にするわけには行かないのだろうけど、なんだかすべてがご都合主義に感じてしまった。

自分内石田さんブーム真っ盛りのときに読んだらどうなっていたのかなあ。

ISBN:4062133008 単行本 石田 衣良 講談社 2006/02 ¥1,575
これで川上弘美さんの単行本はすべて読んだことになるのかも。
日記でした。この方が書くと日常もなんだか不思議に見えるから不思議。体験したことがないことを追体験したような気持ちになれるのが本だとしたら私にとって川上さんは文章の書き方によるのかものすごくそんな気分になれる人。

小説も好きだけど日記のようなエッセイのような文章も大好きです。

ISBN:4000015532 単行本 川上 弘美 岩波書店 2001/03 ¥1,575

Φは壊れたね

2006年5月19日 読書
犀川&萌絵シリーズの新シリーズ。
ブックオフでたまたま100円だったので買うことにしました。ということで感想。

犀川先生の影が薄くて悲しかった。文面に登場してこない。会話としてしか出てこない。個人的には萌絵と犀川のやり取りが好きだったのでかなり残念でした。
トリックは、こっちも微妙。でも新キャラの海月さんは結構好きです。この人と騒いでいる女の子がいつの間にか萌絵と犀川みたいな関係になるのだろうか?あんまり想像つかないしならない気もする。続きを読むことにしてみます。

ISBN:4061823922 新書 森 博嗣 講談社 2004/09/10 ¥861

トリツカレ男

2006年5月18日 読書
説明会が終わり次の予定まで時間があったので暇つぶしに買った本。

いいですよ!!これ!!おススメです。要約するととってもありきたりな話になってしまうけど、いしいさんが書いた!からなのか本当にいい話。薄い本ですが、本当にいい内容です。是非是非読んで欲しいです。何度でも読み返したくなるような少しホロッとするような、心が温まるようなとってもいい『物語』です。

ISBN:4101069239 文庫 いしい しんじ 新潮社 2006/03 ¥380

夜の公園

2006年5月17日 読書
読みました!サイン会で買ったということで読むのがもったいない!と思っていたので読み始めるのが遅くなりました。

今までの川上さんの小説とは少し違う、と言われましたがあんまりそんな感じは受けなかったです。最後に至るまでの現実感はかなり強かったけど終わり方はやっぱり私の中の川上さんっぽくて嬉しくなりました。

あとで追加するかも。もう一回読む。

ISBN:4120037207 単行本 川上 弘美 中央公論新社 2006/04/22 ¥1,470
ずっと気になっていた作家さんではあったのですがやっと読めました。
文章の相性がいいようでとても良かったです。話自体は本当に暗くて悲惨な部分の多い話ですがすごくきれいな気持ちになって終わることのできる話でした。

男の人が書いているということでなのかこの人の書く女の人の一人称は少し違和感がありましたが読んでいくうちにその違和感も消えて(慣れのせい?)最後まで一気に読めました。

ISBN:4048735306 単行本 大崎 善生 角川書店 2004/05 ¥1,470
表参道にある青山ブックセンターの本店で行われた川上弘美さんのトークショーに行ってきました。川上さんと松浦さんの雑談といったほうが近いかもしれないような何気ない話を聞いてきました。

行きは原宿駅から表参道を歩いていきました。
話題の表参道ヒルズを横目で見ながら化粧品を見たり服を見たりしながらのんびり目での買い物を楽しみました。

今日の目的はトークショーとパフェで、トークショーの会場と目当ての甘味やさんはかなり近く。ブックセンターの近くまで着いた時点で開場の1時間前。時間が微妙で悩んだけれどパフェを食べてから会場に向かうことに決めました。

ほうじ茶のパフェはパフェに乗っているアイスクリームがちゃんとほうじ茶してて美味しかったです。次回は抹茶パフェを食べに行きます。行き方しだいでは意外と近いことも判明したのでお金ができたら通います。

さて、肝心のトークショーはフランスでお2人がであったときを軸にたくさんの話が聞けました。川上さんはすらっとした美人さんで、でも表情が豊かで、目の前にいるー・・・と当たり前のことに感動しました。
トークショー終了後はサイン会。
新刊のイベントでもあったので新刊を買ってサインをしてもらおうかとも思ったけどやっぱり大好きなセンセイの鞄にサインをしてもらいました。これは保存用にして、もう一冊読書用に買おうと思います。あ、新刊ももちろん買いました。
サインをしてもらい、大好きという思いを伝え、握手してください、とお願いして握手をしていただきました。温かいやさしい手でした。嬉しかったです。

幸せな日でした。

空中ブランコ

2006年5月12日 読書
昨日の夜に読み始めて一気に読み終えてしまいました。

軽くて読みやすい。奥田さんはサウスバウンドに続いて2冊目ですが全然タッチが違って、同じ人とは思えない感じでした。悩んでいる人は真剣なんだろうけど傍から見ていると面白い。その傍から見ていると面白い、を小説にしたような感じでした。

1作目のインザプールも読んでみようと思います。

ISBN:4163228705 単行本 奥田 英朗 文藝春秋 2004/04/24 ¥1,300
沖で待つがいまいちだったけどやっぱり気になったので買ってみました。文庫になると財布の紐が・・・。

こういう雰囲気が好きです。沖で待つよりはニートに通ずるような。さらりと読める一冊。登場人物が個性的とは多くの方が書かれていますが、それを特別個性的と捉えることのないようなサラサラとした書き方がとても好きです。

ISBN:4167714019 文庫 糸山 秋子 文芸春秋 2006/05 ¥410
この人の小説って小説というよりもパズルみたい。最後に種が明かされて一本に繋がって、ああ良かった、というよりもああそうだったのかあ、みたいに思って終わる。

それが良いか悪いかはわからないけど。なんと言うのだろう。小説を読んでいる気分じゃなくなる。自分の中で感覚で読むのが小説だとしたら、これは頭で読む感じ。

でも小説だからこそのお話でした。

ISBN:4488017002 単行本 伊坂 幸太郎 東京創元社 2003/11/20 ¥1,575

沖で待つ

2006年5月5日 読書
やっと手に入りました。といっても図書館からやっと借りられたということですが。

個人的にはニートの方が好み。何もないけど先が気になる感じはニートのほうが強かったです。この人の小説は働いてみるときっと共感できる部分が増えるんだと思う。なのでまだ読むには早すぎるのかな。

・・・関係ないけど
これだけ本が薄いとソフトカバーの方が読みやすいかな、と思った。
ISBN:4163248501 単行本 絲山 秋子 文藝春秋 2006/02/23 ¥1,000

チルドレン

2006年5月5日 読書
3冊めくらいの伊坂作品。今までとイメージが違ったせいか、なんか1冊目だと勘違いしていました。
チルドレンは私の周りでは前評判がよく、期待度が高かったせいかいまいち期待外れの感あり。読んでいて面白いけどそれだけ。というか。一つ一つの人物やエピソードはかなり魅力的なのに何となく表面を通り過ぎていくだけのような。読み込みが足りないだけかもしれないのですがどこかに違和感を感じながら読んでいました。

伊坂作品はもう数冊読んでみます。

ISBN:4062124424 単行本 伊坂 幸太郎 講談社 2004/05/21 ¥1,575
ずっと気にかかってはいたけど、つい最近はじめて読みました。作者さんを見たことがあるので男性視点の物語には少し違和感がありましたが、全然冷静に読めなかった気がする。

今の精神状態で読むべき本じゃなかった。近いうちに再読します。

ISBN:4103668067 単行本 山田 詠美 新潮社 1993/03 ¥1,470

いつもの朝に

2006年4月30日 読書
クローズドノートをつい最近読みましたがこれも残されたノートをめぐる話。

似ていない兄弟を軸に展開するミステリー。2段組で読み応えのある話でしたが読み始めると止まらない。

最期まで書いてあるのでほっとして終わります。

前半の何となく不気味な感じの文章と終章の、さわやかな文章。話の内容に合っているしとても魅力的でした。

ISBN:4087753565 単行本 今邑 彩 集英社 2006/03 ¥2,415
普段の会話をそのまま本にした感じ。

ほほえましくてうなずけることも多くて、でも本当にさらりとしているから、待ち合わせに読むにはいい本かも。一つの話が本当に短いし。

自分の生活と比較しながら読むといいかも。
心の中で角田さんと話をしているような本。

ISBN:4789727068 単行本 角田 光代 ソニーマガジンズ 2006/02 ¥1,365

よつばと! 5

2006年4月27日 読書
待ちに待った5巻!心待ちにしている漫画その2です。その1はおおふり。毎月アフタヌーンのためだけにまんが喫茶に通っています。でも、単行本で一気読みしたほうが楽しいかも。でも、先の展開が気になる。自分の中で折り合いが・・・。

で、感想。
ついにヤンダ登場!!ということでかなり楽しみにしていたのですが想像とかなり違う人でした。よつばに寛容な人ばかりの周囲の環境からはかなり浮いているような・・・。でもいいキャラそうです。ジャンボと一緒にいるとどうなるんだろう。

続きが楽しみ、というより夏休みが終わったあとどうなるのかが全く想像つかないです。延々とかーちゃんと遊ぶわけにもいかないだろうし。あさぎの出番が少なかったのが少し残念。

個人的には4巻が一番好きです。

ISBN:4840234418 単行本 あずま きよひこ 角川(メディアワークス) 2006/04/27 ¥630

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