消しゴム

 この前のゼミの集まりのときに「角ケシ」が話題に上りました。角ケシとは、ところどころ穴の開いた消しゴムで角がとても多くなっている。いつでも角で消す感触を!という主旨のもと作られた(らしい)。
 消しゴムを貸して角がすり減って返ってくると多少(いやかなり)ショックを受ける。角を大切に大切に、小さい文字を消すときに使えるように取っておくのに、その自分の気持ちが打ち壊されたような気分になる。シャーペンの後ろの消しゴムが使われてしまうときも同じような悲哀を感じる。
 言葉が大袈裟かもしれないけど本当に悲しい気持ちになる。日常の中の特別だと思っているからだ。
 「消しゴム」というのは不思議な存在で小さくなると気付くとなくなってしまって「使い切る」ということがない。どこまでいったら使い切ったことになるのかわからない。必要のないときにはそこら中で見かける気がするのに、必要なときには探しても探しても出てこない。私にとっても消しゴムはそんな存在だ。
 最近はパソコンを使ったり、文字を書いてもペンで書くことが多いのであんまり消しゴムを使わなくなっている。でもあの弾力とか、力を入れて消すときの感触とかはとてもとても大好きなのでこれからも角を大切にして持ち歩いていきたい。

・ ☆ ・ ☆ ・ ☆ ・ ☆
気が向いたのでアルファベット作文も書いてみました。

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