廃用身

2007年6月30日 読書
小説だけどノンフィクションのようで最後まで緊張感を持ちながら読み進めました。

麻痺した老人の手足を切り落とすという「治療」を行った医師。それによって体が軽くなって介護者の負担が減る、本人も動きやすくなる、などのメリットが・・・。
思わず本当に考えてしまいました。自分の祖父のことも思いました。私の祖父は両足とも膝から下がありませんでした。

思わず真剣に考えてしまうくらい介護の実情は切迫している。すごく怖かった。

多くの人に読んでほしい一冊。でも自分が30年後この本を読む勇気はないと思う。

ISBN:4344003403 単行本 久坂部 羊 幻冬舎 2003/05 ¥1,680

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