逃亡くそたわけ

2007年1月9日 読書
すごいタイトルですが、裏切らない面白さでした。

精神病の人が病院から逃げ続ける話。

まぁ、この本の中で何が一番印象に残っているかというと、主人公に父親が車に木刀を備えている、というくだりなのですが。そんな危険な場所を運転してきた自分の度胸に乾杯。これ読んだあとだったら行かれなかったかも。

この小説のその後を考えると、どうにもこうにもな感じですが、精神病の書き方や、それが少しずつ直っていく過程が九州の風景と相俟って、違和感なく描かれていたと思います。自分が精神病に関してあまり明るくないのでなんともいえないですが。

しばらくは糸山さん強化週間。

ISBN:4120036146 単行本 絲山秋子 中央公論新社 ¥1,365

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索